沖縄県のアメリカ軍普天間基地の名護市辺野古への移設を巡り、沖縄県が土砂の運搬作業が違法だと指摘した。これを受け、岩屋防衛相は事実関係を確認するため作業を中止したことを明らかにした。

防衛省は3日、今月14日にも土砂の投入を始めると発表し、名護市の桟橋から土砂を船に積み込む作業を始めた。

これに対し沖縄県の玉城知事は、この桟橋の工事に関して必要な届けが県に提出されていないため、作業は違法だと指摘した。

岩屋防衛相「今、事実関係を確認中でございます。もし不備があればですね、適切に対応をした上で、事業を進めさせていただきたいというふうに思っております」

また、岩屋防衛相は、作業を一時的に中止していることを明らかにした。

届け出を巡り、県側との調整が必要となる可能性もあり、防衛省幹部からは「今月14日の土砂投入は難しい」との見方も出ている。

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