【ニューヨーク=大塚節雄】米債券市場で期間が長めの金利が、短めの金利よりも低くなる「逆イールド」と呼ぶ逆転現象が生じている。将来の景気後退の予兆とされる動きで、4日に米国株が急落する要因となった。米景気の先行き懸念がじわじわと強まるなか、米政策金利は引き上げが続きそうなことなどが背景にある。

長めの金利は低下が目立つ。10年物国債利回りは2.91%、5年物は2.79%とそれぞれ11月の直近ピーク…

日本経済新聞 2018年12月5日 20:46
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO38592490V01C18A2EA2000/