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ハロウィーン対策 来年6月めどに新方針策定へ 東京 渋谷区
2018年12月5日 19時15分

ハロウィーンでトラブルが相次ぎ、逮捕者が出たことを受け、東京・渋谷で観光協会などが会合を開き、この中で渋谷区の副区長は、来年6月をめどに対策に向けた方針を取りまとめることを明らかにしました。

渋谷区内で5日夕方に開かれた会合には、地元の観光協会や企業、それに商店主など約40人が出席し、来年のハロウィーンに向けた対策について意見を交わしました。

この中で、出席者からは、家族連れでも安心できるよう時間を制限して代々木公園の一部を会場に使用することや、現在、渋谷でのハロウィーンで置かれていない主催者を正式に決めたうえで、イベント開催などのタイムテーブルを作成して、人の流れをコントロールすることなどが提案されました。

さらにハロウィーンの期間中は、店での酒類の販売や路上での飲酒を規制すべきだという意見が出されました。

会合に出席した渋谷区の澤田伸副区長は、年明けにも専門家などをメンバーとする検討会議を新たに設置したうえで、来年6月をめどに区の方針を取りまとめることを明らかにしました。

渋谷区観光協会などは、5日の提案や意見を区に正式に伝えることにしています。

対策に向け地元も一丸

会合のあと、地元商店街の男性は「ハロウィーンで一部の人が騒動を起こすことで地元の店も迷惑しているし、渋谷は危険な地域だと思われてしまうことに心を痛めている。地元からも意見を出し合って対策を考えていきたい」と話していました。

また、渋谷区の観光大使ナイトアンバサダーを務めているZeebra(ジブラ)さんは「具体的なアイデアも出していただいて、とても有意義な話し合いができた。きょう出た意見は、渋谷区にも正式に伝えて、来年の渋谷でのハロウィーンが多くの人に受け入れられるものに変えていきたい」と話していました。

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