夜の政治

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20181206/k10011737471000.html
2018年12月6日 18時53分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20181206/K10011737471_1812061914_1812061914_01_02.jpg

外国人材の受け入れを拡大するための法案をめぐって、野党側は6日夕方、参議院法務委員会の公明党の横山委員長の解任決議案を提出しました。このため与党側が目指していた6日の採決は見送られました。

外国人材の受け入れを拡大するための法案は、参議院法務委員会で6日、安倍総理大臣も出席して審議が行われました。

夕方開かれた理事会で与党側は「審議は尽くされた」として、直ちに委員会を再開し採決を行いたいと重ねて提案したのに対し、野党側は「時期尚早だ」として反対しました。

そして立憲民主党や国民民主党などは「野党や国民の声を無視した強引な委員会運営は看過できない」として、法務委員会の公明党の横山委員長の解任決議案を提出しました。

このため委員会は再開されず、採決は見送られました。

一方、横山委員長は7日委員会を開くことを職権で決めました。
与党側は、7日参議院本会議で横山委員長の解任決議案を否決したうえで、委員会と本会議で法案を可決し、成立させたい考えです。

これに対し野党側は法案の成立を阻止するため、山下法務大臣に対する問責決議案の提出なども検討していて、与野党の攻防が激しくなっています