起訴状によると、当時文科省官房長だった佐野容疑者は2017年5月、東京都内の飲食店で、臼井前理事長から、
支援事業への応募書類の記載方法について助言を得たいとの依頼を受け、見返りに18年2月、
臼井前理事長と鈴木前学長に東京医科大を受験した息子を不正合格させたとされる。
 関係者によると、臼井前理事長と鈴木前学長は、本来なら補欠合格だった点数を正規合格ラインまで加算していたという。