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「北方領土の現状知らない」30歳代以下で40%超 内閣府調査
2018年12月7日 17時11分北方領土

北方領土問題に関する内閣府の世論調査で、ロシアが不法占拠している現状を知らないなどと答えた人が30代以下では40%を超える結果となり、内閣府は若い世代への効果的な情報発信の方法を検討するとしています。

内閣府はことし10月、全国の18歳以上の男女3000人を対象に北方領土問題に関する世論調査を行い、55.4%にあたる1663人から回答を得ました。

この中で、北方領土をロシアが法的根拠なく占拠し続けている現状をどの程度知っているかを尋ねたところ、「よく知っている」が12.9%、「ある程度知っている」が52.6%、「聞いたことはあるが現状までは知らない」が31.3%、「全く聞いたことがない」が1%でした。

このうち「現状までは知らない」、「全く聞いたことがない」と答えた人を年代別に見てみますと、50代以上では20%台にとどまった一方で、30代以下では40%を超えました。

内閣府の北方対策本部は「若い世代に北方領土問題への理解を深めてもらうため、インターネットやSNSを通じた効果的な情報発信の方法を検討していきたい」と話しています。