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キューバで初 スマホなどネット接続が解禁
2018年12月8日 1時08分IT・ネット

インターネットへの接続が厳しく制限されてきた社会主義国のキューバで一般市民によるスマートフォンなどを使ったネットへの接続が6日、初めて解禁され、市民からは歓迎の声が聞かれました。

社会主義国のキューバでは、2015年にアメリカと国交を回復したことなどをきっかけに街なかに公衆無線LANが設置されるなど、インターネット環境の整備が進められてきました。

しかし、家庭でのインターネット接続は政府関係者や外国人などごく一部に限られ、一般市民がスマートフォンなどを使って自由にアクセスすることは制限されてきました。

こうした中、キューバ国営の通信会社は通信インフラを整備することで6日、一般市民によるスマートフォンなどを使ったインターネット接続を解禁しました。

男子学生は「家にいながらアクセスできるので起床後に公園に行く必要がもうなくなる」と話していました。

一方、通信料金はデータ容量が4GBの場合で月額およそ30ドルと、キューバの平均的な月収とほぼ同じ額で一般市民に広く普及するには時間がかかりそうです。