県警大宮駅周辺地区暴力団壊滅集中取締本部は7日、強要未遂の疑いで、指定暴力団住吉会傘下組織幹部の無職の男(34)=さいたま市大宮区天沼町2丁目=と、同組員の無職の男(32)=同市見沼区中川=を逮捕、暴力行為法違反の疑いで、他の男3人を逮捕した。

 暴力団員らの逮捕容疑は10月11日午後8時ごろから9時ごろまでの間、JR大宮駅周辺などで、県内の男性(22)ら4人に対し、みかじめ料を支払わずに風俗店女性従業員に声を掛けたとして、「さらってやる。大宮でやりませんと一筆書け」などと脅して誓約書を書かせようとした疑い。他の男3人は男性に対し、「うちの女、引き抜いてんじゃねえよ」と怒号し、胸や肩をつかんで前後に揺さぶる暴行をした疑い。県警は認否を明らかにしていない。

 同本部によると、男性らが女性をスカウトするために声を掛けていたところ、男3人が現れて因縁をつけたという。その後に暴力団員らも駆け付けた。

 男性の知人が10月15日、大宮署に相談して発覚。その後の捜査で暴力団員らの関与が浮上した。

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