政府は7日、「防衛計画の大綱」(防衛大綱)に関する与党ワーキングチーム(WT)の会合で、航空自衛隊のF2戦闘機の後継機について、日本の主導で早期開発を目指す方針を説明した。
国際共同開発も視野に入れる。
国内防衛産業の技術力を保つ狙いがある。

今月まとめる次期中期防衛力整備計画(中期防)に明記する。
具体的な開発計画は数年以内に決める。

F2は約90機配備されており、2030年代に退役が始まる。
防衛省は後継機について〈1〉国産開発〈2〉国際共同開発〈3〉既存機の改良――の3案を検討してきた。

政府は、空自で導入が進む米国製の最新鋭戦闘機「F35A」について、国内での組み立てをやめる方針も示した。
完成機の輸入で、1機あたりの調達価格は約153億円から30億円程度安くなると見込んでいる。
愛知県内の組み立て工場は整備拠点に替わる見通しだ。

https://www.yomiuri.co.jp/politics/20181208-OYT1T50003.html