世界の豪華客船を迎える東京の新たな海の玄関口、「東京国際クルーズターミナル」の工事現場が報道陣に公開されました。

 新たな客船ターミナルは、新交通ゆりかもめの「船の科学館駅」近くにできます。現在、東京港にある大型客船ターミナルは晴海ふ頭と竹芝ふ頭ですが、この2つの港へ入るには、海面からの高さが52メートルのレインボーブリッジをくぐる必要があります。そのため、高さ60メートル超えるような世界最大級のクルーズ客船は受け入れることができませんでした。

 そこで、レインボーブリッジより沖合に、新たな客船ターミナルの整備が進められていました。船の接岸部分の長さは430メートルで、世界最大のクルーズ客船も受け入れることができます。

 東京湾に出現した高さ100メートルの巨大なクレーンは、作業をしている人と比べると、使われている部品の1つ1つが、とても大きいことが分かります。広いスペースには乗客が乗り降りを行うターミナルが建てられ、その奥には船が着岸する場所の土台を設置しています。

 ターミナルは4階建ての開放的な造りになる予定で、2階や3階から直接乗船できるボーディングブリッジも用意されます。この新たな玄関口は東京オリンピック直前の2020年7月に開港する予定で、最初に入港するのは乗客定員4000人以上の豪華客船だということです。

2018年12月12日 18時30分
TOKYO MXニュース
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