2018年12月13日 21時11分
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インド北部スリナガル郊外にある国立公園のヒョウ(2017年11月9日撮影、資料写真)。(c)Tauseef MUSTAFA / AFP

【AFP=時事】インド西部マハラシュトラ(Maharashtra)州の森林保護区で、瞑想(めいそう)中だった僧侶がヒョウに襲われて死亡した。地元警察が13日、明らかにした。同域では今回の犠牲者を含め、今月に入り5人がヒョウに襲われて死亡している。

 警察によると、35歳の僧侶が11日、州都ムンバイの西方約825キロにある森の木の下で朝の祈りをささげていたところ、ヒョウが襲い掛かった。

 共に瞑想をしていた別の僧侶2人は無事逃げ出し、警察に通報。警察が森林を捜索し、森林の奥地で傷だらけになった僧侶の遺体を発見した。ヒョウが森の奥へ引きずっていったものとみられる。

 僧侶らは毎年恒例の祈祷(きとう)行事のため同域を訪れていた。森林はヒョウの保護地区に指定されているため、警察が奥の方には立ち入らないよう呼び掛けていたが、僧侶らはこの警告を無視していたとされる。

 インドでは、都市部の拡大や森林の縮小でヒョウの生息数が減少する一方、ヒョウと人間の接触や、人間が襲われる例が増加している。

【翻訳編集】AFPBB News