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東京 世田谷区で一家4人が殺害された事件は、未解決のまま今月末で18年がたとうとしています。警視庁は、今は状況が変わってしまった現場周辺の様子を3D動画で初めて再現するとともに、犯人が凶器の滑り止めに使ったとみられるハンカチの特殊な使用方法を動画で公開しました。

平成12年の大みそか、東京・世田谷区の住宅で会社員の宮沢みきおさん(当時44)、妻の泰子さん(当時41)、長女で小学2年生だったにいなちゃん(当時8)、長男の礼くん(当時6)の一家4人が殺害されているのが見つかりました。

事件から18年がたとうとする中、周辺の住宅が取り壊されるなど現場の状況が変わってしまったことから、警視庁は当時の状況を再現した3D動画をホームページで公開しました。

動画は当時の写真や映像を基に作られ、今は取り壊された南側の住宅や、近くの公園にあった遊具などが当時のままに再現されています。

また現場には、凶器の包丁と中央に切り込みが入ったハンカチが残されていましたが、警視庁は包丁の柄をハンカチで袋状に包んで滑り止めに使ったとみていて、初めて動画で公開しました。

警視庁によりますと、似たような使い方は、工事現場でドライバーを使う際や、中国の水産加工業などで行われているということです。

警視庁は情報の提供を呼びかけていて、成城警察署の捜査本部、03-3482-0110で受け付けています。

2018年12月14日 11時59分
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