台風やゲリラ豪雨などの際の浸水被害を抑えるため、名古屋市は来年度から30年にわたり2700億円かけ、治水対策を強化する方針を固めました。

名古屋市内では去年7月の豪雨でJR鶴舞駅周辺やJR大曽根駅南側のアンダーパスが浸水するなど、台風や豪雨の際にたびたび浸水被害が起きていました。

こうした被害を減らすため名古屋市は「総合排水計画」を改め、来年度予算案に30年間の整備費、総額およそ2700億円の一部を盛り込む方針を固めました。

具体的には、現在1時間に50ミリの雨に対応できる排水施設を、10年に1度と言われる1時間に63ミリの雨に対応できるよう強化する方針です。

名古屋市はリニア中央新幹線の開業を見据え、名古屋駅周辺の整備から始める予定で、市内全域が1時間に63ミリの雨に対応できるようになれば、合わせておよそ4000億円の被害軽減になると試算しています。

※リンク先に動画があります
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181213-00020053-tokaiv-l23