北佐久郡軽井沢町で2016年1月、大学生ら15人が死亡したスキーツアーバス転落事故の遺族が、事故で家族を失い精神的苦痛を受けたなどとして、
バス運行会社「イーエスピー」(東京都羽村市)と同社幹部らに損害賠償を求める訴訟を週内に長野地裁に起こす。原告には6遺族前後が加わる見込み。

 同社幹部らの刑事処分が決まらないまま事故から2年11カ月が過ぎ、損害賠償請求権の時効の3年が近づく中、提訴に踏み切る。

 関係者によると原告には次男の寛さん=当時(19)=を亡くした田原義則さん(53)=大阪府吹田市=らが参加予定で、提訴は21日を軸に調整。
 被告には同社と、同社の高橋美作社長、事故当時運行管理者だった元社員、

死亡した運転手の相続人
 
を予定している。

 事故を巡り、長野県警は昨年6月、業務上過失致死傷の疑いで高橋社長と元社員を、自動車運転処罰法違反(過失致死傷)容疑で死亡した運転手を、それぞれ書類送検。
 長野地検が捜査を続けている。

 長野区検は11月、事故の約1カ月前に営業区域外で貸し切りバスに客を乗せたとして道路運送法違反(営業区域外旅客運送)の罪で、同社と元社員を長野簡裁に略式起訴。
 警察からの送検や告発などを経ない、異例の独自捜査だった。同簡裁は同社と元社員に罰金30万円の略式命令を出し、それぞれ納付した。

 また同社などは、労使協定を結ばずに社員に違法な残業をさせた労働基準法違反罪で、立川簡裁から略式命令を受けている。

(12月16日)

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