ひきこもり支援施設の10人保護

 ひきこもりや不登校の人の自立支援をうたう神奈川県内の全寮制施設で、入所者が抜け出すトラブルが相次いでいることが16日、分かった。
昨秋以降、10〜40代の男女計10人が福祉施設に保護され、親元に戻った1人を除く9人は所持金がなく生活保護を受けている。
支援する弁護士は「スタッフが突然自宅に現れ、困惑した状態で入所に同意するまで説得を続けるのは自己決定権の侵害だ」と指摘。
施設側は「本人が納得の上で入寮同意書にサインしており、強制ではない」として主張が対立している。

 こうした自立支援施設は、法的な設置根拠や規制がないため、トラブルが起きやすい側面もある。
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