学生ら1万人の個人情報流出 兵教大、パスポート写しや銀行口座番号も
12/17(月) 17:57配信
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181217-00000015-kobenext-l28

 兵庫教育大学(本部・兵庫県加東市)は17日、40代の男性事務職員が業務用メールを転送していたフリーメールに不正ログインがあり、学生を含む学内外の約1万人の個人情報が流出した可能性がある、と発表した。パスポートの写しや銀行の口座番号など、機密性の高い情報も140人分含まれていたという。

 大学によると、男性職員は2016年4月1日から、業務用メールをフリーメールへ自動転送するように設定。今年10月26日にフリーメールへの不正ログインに気付いたという。その時点で、フリーメール上に約4万通のメールが残っており、学生や教職員、学外の講師ら1万1322人分の名前や住所などが書かれていた。また、金融機関の情報や学生の障害・病歴が書かれたものもあったとう。

 男性職員から報告を受けた大学側が調べたところ、今年5月以降、日本や中国、台湾から27回の不正アクセスが確認された。大学側は機密性の高い情報が漏れた可能性のある140人に順次、謝罪しているが、現時点で被害は把握していない。また、大学のメールサーバーなどへの不正アクセスは確認されていないという。