アメリカ ニューヨーク州は、しこう品としての大麻の使用を合法化する方針を明らかにしました。背景には、合法化によって多額の税収が見込めることがあるものと見られます。

これはニューヨーク州のクオモ知事が、17日に明らかにしたものです。

クオモ知事は「しこう品として大麻を使用することを、成人に限ってはっきりと合法化したい」と述べ、来年にもしこう品として大麻の使用を法的に認める考えを示しました。

地元メディアによりますと、合法化によって日本円で数百億円の税収の増加が見込まれ、ニューヨーク州は老朽化が進む鉄道の整備などに充てる方針だということです。

しこう品としての大麻の使用は、ことし10月、カナダが合法化し、アメリカでも西部の州を中心に広がっており、いずれも合法化によって多額の税収が見込めるというねらいがあるものと見られます。

また医薬品などを開発する大麻製造企業には、将来性が見込めるとして多額の投資が続く一方で、深刻な健康被害を及ぼすという意見も根強くあります。

2018年12月18日 15時02分
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