NHKニュース 12月20日20時35分

20日午前、京都の世界遺産、仁和寺にある国の重要文化財の「仁王門」に男が紙の札を貼り付けているのを寺の関係者が見つけました。
男はその場から立ち去り、警察が文化財保護法違反の疑いで捜査しています。

20日午前9時半ごろ、京都市右京区の仁和寺にある国の重要文化財、「仁王門」の高さ4メートルほどのところに
男が長い棒を使って紙の札を貼り付けているのを寺の関係者が見つけました。
関係者が注意したところ、男は、一緒にいた女とともに車でその場から立ち去ったということです。
警察によりますと、男が貼り付けていたのは縦およそ26センチ、横9センチで地名のような文字が書かれた札など2枚で、
寺や神社を訪れた人が記念に名前などを記して境内などに貼る「千社札」と呼ばれるものです。
男は60代から70代とみられ、警察は文化財保護法違反の疑いで捜査しています。
仁和寺の鴨井智峯執行は「お参りした証しを残したいという気持ちは分からなくもないが、違法行為はやめていただきたい」と話しています。

※動画あり
https://www3.nhk.or.jp/lnews/kyoto/20181220/2010002572.html