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NY株価 ことしの最安値更新「この10年で最も値下がり」
2018年12月22日 6時53分株価・為替

21日のニューヨーク株式市場は景気の先行きへの不安に加え予算案をめぐるアメリカ議会の対立もあって、ダウ平均株価は前日より400ドル以上値下がりしました。ダウ平均株価は今週だけでおよそ7%も下落し、アメリカのメディアは「この10年で最も値下がりした1週間になった」と伝えています。

21日のニューヨーク株式市場、ダウ平均株価の終値は前の日に比べて414ドル23セント安い2万2445ドル37セントで、終値としてことしの最安値を更新しました。

取り引き開始直後は値上がりしましたが、景気の先行きに対する不安が根強いことに加え、与野党の対立で予算案が成立しないアメリカ議会の混乱が伝えられると、株価は大きく値下がりしました。

ダウ平均株価は今週だけで1600ドル余り、率にしておよそ7%も値下がりしたことになり、経済ニュース専門チャンネルのCNBCは「2008年のリーマンショックの後の10年間で、最も値下がりした1週間になった」と伝えています。

市場関係者は「今週、利上げを決めたアメリカの中央銀行にあたるFRBも、景気の先行き不安を和らげる材料を提供していないと受け止められており、投資家心理は冷え込んだままだ」と話しています。