諏訪湖でカワアイサを追い払い

http://www3.nhk.or.jp/lnews/nagano/20181223/1010007001.html
※NHKローカルニュースは元記事が消えるのが早いので御注意を

諏訪湖の名物ワカサギを守るため地元の漁協が、冬になると渡ってくる
水鳥のカワアイサを船で追い払う取り組みを行いました。

諏訪湖では冬になると渡り鳥のカワアイサが飛来してワカサギを食べてしまうため、
今月から漁協や自治体が交代で船を出して連日、鳥を追い払っています。
23日は30隻余りの漁船が出て水鳥の群れが水面に近づいてこないか湖を監視しました。
そして、群れが水面におりると船で近づいて鳥を追い払いました。

諏訪湖のワカサギは、おととし、大量に死んで生息数が大幅に減りましたが、
地元の漁協が、放流する卵の量を増やすなどした結果、ことしは、大量死の前の状態に回復したとみられています。

水鳥を追い払う方法として、ドローンを活用する実験を県がことしから始めていますが、
漁協によりますと、船を出して追い払う代わりになるにはまだ時間がかかるということです。

諏訪湖漁協の武居薫組合長は
「ワカサギを守るために、追い払うしかありません。今後も注意しながら見ていきたい」
と話していました。

漁協などによる水鳥の追い払いは、冷え込みが厳しくなって湖全体に氷が張るまで続けられます。

12/23 15:01