JAセクハラ裁判 原告女性敗訴

*ソース元にニュース画像あり*

http://www3.nhk.or.jp/lnews/saga/20181225/5080002155.html
※NHKローカルニュースは元記事が消えるのが早いので御注意を

JAさが=佐賀県農業協同組合に勤めていた女性職員が、生産者からセクハラを受け、
PTSD=心的外傷後ストレス障害などになったのは、JA側が安全配慮義務に欠いていたから
などとして賠償賠償を求めていた裁判で、佐賀地方裁判所は、
女性の訴えを退ける判決を言い渡しました。

この裁判で、JAさがの営農指導員だった女性職員は、生産者との研修会に同行した際、
性的な接待が伴う宴会に同席させられたり、生産者の1人から無理やり全身を触られるなどの
わいせつ行為を受けてPTSDを発症し、事務職への配置転換や休職を余儀なくされたとして、
JAに2400万円余りの損害賠償を求めていました。

裁判で女性側は、JAが性的な接待が伴う宴会への同席をやめさせたり、
後遺症を発症後の適切な対応をとったりしなかったなど安全配慮義務に反したと訴えましたが、
JA側は、わいせつ行為は予見できなかったなどとして全面的に争っていました。

25日の判決で、佐賀地方裁判所の達野ゆき裁判官は、
わいせつ行為をした生産者はJAの職員ではなく、JAに安全配慮義務違反があったとは言えない
などとして、女性の訴えを退けました。

女性の弁護士は
「女性労働者をセクハラ環境下に放置し続けた深刻さを裁判所や
JAに理解してもらえなかったことは残念だ」
とコメントし、控訴しました。

12/25 17:19