蔡英文総統は25日、自民党青年局長の佐々木紀・衆院議員ら一行と台北市の総統府で面会した。
環太平洋パートナーシップ協定(TPP)への台湾の参加に対する支持を呼び掛け、福島など日本5県産食品の禁輸措置を継続するとする国民投票の結果が台湾と日本の関係に影響を与えないことを願うと述べた。

佐々木氏は今年10月に同局局長に就任して以来、初めて総統府を訪問した。
蔡総統は同局が台湾と自民党の間の重要な交流窓口であることや、歴代局長が台湾との関係を重視してきたことに言及。

同局が今後も台日関係の発展を促進することに期待を寄せた。
台湾は2011年3月の東京電力福島第1原発事故以降、福島、茨城、栃木、群馬、千葉の5県で生産、製造された食品の輸入を禁止している。

先月24日の国民投票で、禁輸継続が賛成多数で可決された。
この結果を受け、日本の河野太郎外相は台湾のTPPへの参加に悪影響が出る可能性を示唆している。

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