https://www.nikkei.com/article/DGXMZO3949574028122018CC0000/
2018/12/28 13:33

警視庁は大みそかの31日夜から元日の未明にかけて、JR渋谷駅(渋谷区)のスクランブル交差点周辺の車道を歩行者天国にする。区などが主催するカウントダウンイベントに合わせた措置。機動隊員ら数百人体制で事故の防止やテロの警戒に当たる。10月のハロウィーンで渋谷に集まった若者らが未明に暴徒化したことを受け、この時間帯の取り締まり活動を強化する。

同庁によると、車道の開放は31日午後9時から2019年1月1日午前2時まで。訪日外国人客向けに英語や中国語の文字が流れる電光掲示板を載せた車両や、英語を話せる「DJポリス」も出動。規制エリアの外周には機動隊の大型車を止め、車両突入などのテロに備える。

スクランブル交差点では10月末、ハロウィーンで集まった若者が軽トラックを横転させるなどの騒ぎが相次ぎ、複数の逮捕者が出た。こうした混乱を抑えるため、31日夜からはウエアラブルカメラを頭に付けた警察官が規制エリア内を巡回する。1日の朝まで待機する人数も17年の大みそかより増やし、状況に応じてパトロールなどを行うという。