31日、山梨県南アルプス市でパトカーに追跡されていた乗用車が別の車と衝突して4歳の男の子にけがをさせ、
そのまま逃げたとして、警察は乗用車を運転していた43歳の男をひき逃げの疑いで逮捕しました。

逮捕されたのは自称、東京 目黒区の会社役員、塩沢顕里容疑者(43)です。

警察によりますと、塩沢容疑者が車検を受けていない車を運転しているという情報をもとに捜索していたところ、
31日午後3時半ごろ、山梨県南アルプス市内で乗用車を運転する塩沢容疑者を発見し、パトカーが停止を求めました。

しかし塩沢容疑者は運転をやめず、近くの交差点を右折したところで対向車線を走っていた軽乗用車と衝突しました。

軽乗用車に乗っていた4歳の男の子が頭を打つ軽いけがをしましたが、乗用車はそのまま現場から逃げたということです。

その後、乗用車は故障して止まり、警察は塩沢容疑者をひき逃げの疑いで逮捕しました。

パトカーが追跡中の車が人身事故を起こしたことについて南アルプス警察署の小宮寿副署長は「追跡は適正な職務執行だったと考えている」とコメントしています。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190101/k10011764701000.html