【ベルリン=共同】ドイツ西部ノルトライン・ウェストファーレン州ボトロップなどで1日未明、新年を祝うため街頭に集まっていた人々に車が突っ込み、シリア人ら計5人が負傷した。警察は運転していた地元の男(50)を逮捕。ドイツ人とみられ、ロイル州内相は「外国人を殺そうという明確な意図があった」と述べた。ドイツメディアが報じた。

男はボトロップ中心部の広場にいた人々に車で突っ込み、シリア人やアフガニスタン人ら4人が負傷した。うち1人は重傷という。さらに近くのエッセンに移動し1人を負傷させ、逮捕された。

逮捕時に外国人を敵視する発言をしたという。ロイル氏は事件について「真剣に受け止めなければならない」と述べ、危機感を示した。男が精神的な病を患い、投薬治療を受けていたとの情報もある。

2019年1月2日 5:02
日本経済新聞
https://r.nikkei.com/article/DGXMZO39598800S9A100C1I00000?s=2