2019年1月3日 19時40分
3日のアジアの金融市場は、中国経済の減速への警戒感から日中のシンガポール外国為替市場で一時1ドル=106円台となるなど円高ドル安の水準が続いたほか、株式市場では韓国やシンガポールなどで株価が下落しました。

外国為替市場では日本時間の朝方に1ドル=104円台まで急速に円高が進みました。

その後、買い戻しの動きも出たものの、中国経済の減速への警戒感から、3日の日中のシンガポール外国為替市場でも円相場は一時1ドル=106円台となるなど円高ドル安の水準が続きました。

アジアの株式市場では2日に値下がりした株を買い戻す動きもあったものの、韓国やシンガポールなどでは2日に続いて株価が下落しました。

各地の代表的な株価指数の終値は2日と比べて、
▽韓国とシンガポールがおよそ0.8%、
▽台湾がおよそ0.6%、
▽香港がおよそ0.2%、の値下がりでした。

市場関係者は「アップルの業績の下方修正をきっかけに、新年の薄商いの中で円高ドル安が進むなど、値動きが激しかった。中国経済をはじめ世界経済の減速への警戒感が高まっており、投資家は先行きのリスクに敏感になっている」と話しています。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190103/k10011766861000.html