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さい銭を数える銀行員たち=2019年1月4日午前9時6分、京都市伏見区、佐藤慈子撮影

 商売繁盛の神として親しまれている京都市伏見区の伏見稲荷大社で4日、正月三が日に寄せられたさい銭を集計する「さい銭開き」が始まった。手作業や計数機での集計には5日ほどかかるという。

 境内の約50カ所からさい銭が集められ、社務所の作業台に広げられると、白衣姿の銀行員8人が素早い手つきで数えた。中には「29451(福よ来い)」「11104(いい年)」など、験を担いだ金額の小切手もあった。中国の元やタイのバーツなど外国紙幣も見られた。

 権禰宜(ごんねぎ)の水無瀬(みなせ)克俊さん(34)は「今年の正月三が日は天候にも恵まれ、多くの方々にご参拝いただけた。皆様方にとって実りのある希望に満ちた一年になることを心からご祈念申し上げます」と話した。

朝日新聞デジタル 2019年1月4日11時30分
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