さいたま市の女性職員有志が、市主催の催しに和服姿で参加者を出迎えたりする「おもてなしきものクラブ」として活動している。

 2017年4月に市内で行われた世界盆栽大会を契機に、海外から市内を訪れる外国人に日本の伝統や和服の美しさ、素晴らしさを伝えようと、職員有志が結成。会員は現在約20人で結成以降、毎月2度の教室に通い、着付けを学んできた。

 これまでに同大会のほか、自転車ロードの国際レース「ツール・ド・フランスさいたまクリテリウム」の受付などで和服姿で選手らを出迎え、好評を得ている。

 発足当初は経験者はいなかったが、現在はそれぞれが着付けを習得。自分でそろえたあでやかな和服姿で、庁内の懇親やイベントに一役買っているという。

 発起人で同市見沼区課税課の島村友梨さん(34)は「日本文化に興味を持つ外国のお客さまに、おもてなしの気持ちをお伝えしたい。2020年の東京五輪・パラリンピックの市内会場でもお手伝いができれば」と話している。

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