2019年01月04日14時25分
【ワシントン時事】米紙ニューヨーク・タイムズ(電子版)は3日、複数の米当局者の話として、トランプ政権がシリア撤収に反対して退任したマティス前国防長官の後任に、知日派のジム・ウェッブ元民主党上院議員(72)の起用を検討していると報じた。

ウェッブ氏は議員在職中、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古移設の見直しを主張したことで知られる。日本を含む東アジア情勢に精通し、中国の南シナ海進出やサイバー攻撃を厳しく非難してきた。また、過去にイラク戦争に反対したこともある。
 このため、タイムズ紙は「ウェッブ氏の考え方は、中東からの米軍撤退を推進し、中国により強硬姿勢を取るトランプ氏に合致する」と指摘。シリア撤収に反対し、事実上解任されたマティス氏よりも、トランプ氏に意見が近いと見られている。(2019/01/04-14:25)
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