https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190105/k10011768161000.html

ドイツでドイツでメルケル首相を含む数百人の政治家などの個人情報がインターネット上に大量に流出し、
ドイツ政府はハッカーによる攻撃とみて調査に乗り出しました。

ドイツ内務省の報道官は4日の会見で、連邦議会の議員や地方議員、それに公共放送の記者など
数百人の個人情報がインターネット上に流出したと明らかにしました。

地元メディアは、流出した情報には携帯電話の番号やクレジットカード情報のほか、個人の写真や
チャットの内容なども含まれていると伝えています。

メルケル首相の電子メールのアドレスやファックス番号も流出したと伝えられていますが、
報道官は「首相府や首相に関わる機密情報の流出はなかった」としています。

一方、バーレイ法相は地元メディアに「重大な攻撃が行われた」と述べました。

内務省によりますと、政府や議会のコンピューター網が侵入された形跡はなく、情報の流出元は
個人の電子メールやSNS、クラウドと見られるということです。

個人情報の流出はクリスマス前からツイッターを通じて行われていましたが、政府が流出に
気付いたのは今月3日の夜で、アカウントが閉鎖されたのは4日でした。

ドイツ政府はハッカーによる攻撃が原因とみて誰がどんな目的で流出させたのか調査に乗り出しました。