2019年01月06日 06時00分

「一家に一台ロケットランチャーがあるって、本当?」「持っとるわけないっちゃ!」−。

行政自らが“自虐ネタ”を振りまいて否定するほど、北九州市には「危険な街」のイメージが
つきまとう。全国に衝撃を与えたのは2012年6月末のことだ。

県警は戸畑区の住宅街にある倉庫からロケットランチャー1基を発見。ロシア製の軍事用で、
県警がエックス線で内部を調べた結果、砲弾のようなものが装填(そうてん)されていた。

「危険な街」はいつしか、会員制交流サイト(SNS)などで「修羅の国」と揶揄(やゆ)さ
れるまでになった。イメージを払拭しようと、北九州市安全・安心推進課は昨秋、自虐ネタを
前面に出したポスターを作った。

https://www.nishinippon.co.jp/import/f_kitakyushu_keichiku/20190106/201901060001_000_m.jpg

実は、統計上、北九州市は福岡市よりも治安が改善している。

だが、県警による14年の工藤会壊滅作戦着手後も「修羅の国」のイメージは根強い。

https://www.nishinippon.co.jp/nnp/f_kitakyushu_keichiku/article/477412/