京都府長岡京市選挙管理委員会は、6日告示の長岡京市長選・市議補選から、有権者に郵送する投票所入場券の性別欄をなくした。性的少数者(LGBT)への配慮のためで、乙訓地域では初の取り組みとなる。

 同市のこれまでの投票所入場券には、有権者の「投票所」や「氏名」などに加えて「性別」が事前に印刷されていた。性別欄は、男女別の投票者数の集計や、投票所での本人確認の参考のために設けていたが、削除しても選挙の実施に支障はないと判断された。市長選・市議補選の投票所入場券は6日以降、有権者へ送られる。

 同様の取り組みは、京都府内では宇治市や京田辺市が既に実施している。長岡京市選管は「市として、必要のない性別の表記をなくす対応をしており、今回もその一環。大きな問題が生じない限り、次回以降も続ける」としている。

2019年01月06日 21時09分配信
https://s.kyoto-np.jp/politics/article/20190106000098