普通の墨より粘り気が…イカ墨で書き初め 山梨・忍野村の水族館
毎日新聞 2019年1月8日 08時33分(最終更新 1月8日 08時34分)
https://mainichi.jp/articles/20190108/k00/00m/040/023000c

 山梨県忍野村の県立富士湧水の里水族館は、イカの墨を使った書き初めのイベントを行った。帰省中に水族館を訪れた県内外の親子連れらが挑戦した。

 子どもたちが伝統行事に親しみ、イカの生態にも詳しくなってほしいと同館が毎年開催している。まず職員がスルメイカを解剖し、墨をためる墨袋の位置や足は10本あるなどとイカの特徴を説明した。

 その後、実際にイカの墨を使用して書き初めをした。子どもたちは「イカの匂いがする」などと驚きながら、自分の名前や新年の抱負、イカの絵などを自由に書いた。
姉妹3人でそろって今年のえとにちなんで「いのしし」と書いた長野市の小学6年、飯浜柚貴さん(11)は「学校で使う水分の多い墨よりも粘り気があった。今年も姉妹で仲良くしたい」と話していた。