「生まれ変わりの村」って本があって、中国の山奥の村に前世やあの世を記憶しながら生まれてくる村人が多数いて、その村人たちに取材したノンフィクション。
映画にもなってるんだけど。
あの世はこの世とあまり変わらないから、死んだことに気づかない人も多いとか。
で、色んな体験談が語られるんだけど、これは嘘だろってのもある。
人間の話すことだから、全てがほんととは思えない。

けど、特に面白いと思ったのは、生まれ変わって良かったですかと聞かれ、良かったと口を揃えて答えること。
前世で大金持ちに生まれ、今生では貧しいが、どっちも、いい人生ですよと言ったり。
地獄なんて無かったともいうし。
逆に天国も無い。
閻魔様のような裁きも無いと言う。
一人として、それらを語ることは無い。
100人以上に聞いてるのにな。
ここらは信じられるかなと思うね。
地獄や天国なんてモノがあったら、閻魔様は行いを裁く基準が複雑すぎて大忙しじゃん。
ただ、前世で悪行を重ねた人は、もう悪い事はやりたくないと言う。
輪廻なんてモノもなく、因果応報も無い。
ただあるのは、忘れたとはいえ、前世からの経験の積み重ねなんだろなと思うよ。
悪行を重ねる人はなんとなく、経験が浅い感じするし、善行の多い人は経験が多そうじゃん、前世から。