複数の芸能事務所が連携してアイドル業界の透明性や健全性を高める取り組みが福岡で進んでいる。
愛媛県の女性アイドル=当時(16)=の自殺の影響から、ご当地アイドル志望者が急減する中、
イベントの共同開催を軸に、ブラック事務所の情報や育成方法のノウハウを交換し夢の健全な受け
皿づくりを目指す試みだ。

「使い捨てになってほしくない」とする実行委員会は歌やダンスだけでなく、芝居、トーク…と
個々の適性を見抜き、得意分野のスキルを伸ばす機会と位置づける。また、事務所の枠を超えて
アイドルの様子をチェックすることが健全な活動環境の維持と能力開発にもつながる。関係者は
「適性に応じて演劇や裏方など、本人たちが望む卒業後の進路のあっせんを事務所同士で連携し
て確立させたい」としている。

https://www.nishinippon.co.jp/nnp/national/article/478462/