会社法違反(特別背任)の疑いで再逮捕された日産自動車前会長のカルロス・ゴーン容疑者(64)が、サウジアラビア人の知人側に日産の資金を支出した理由の一つとするサウジでの工場建設に関し、中東の担当者に「日産とは関係ない」とメールで伝えていたことが10日、関係者への取材で分かった。東京地検特捜部はメールを押収しており、正当な対価だったとのゴーン容疑者の主張を覆す証拠とみている。

ゴーン容疑者は8日の勾留理由開示手続きで、サウジ実業家の知人ハリド・ジュファリ氏について「工場を建設できるよう交渉を支援し、サウジ当局とのハイレベルの面談を設定してくれた」と説明した。

YAHOO!ニュース(共同通信社)
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