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1943年鋳造の銅合金の米1セント硬貨が10日、南部フロリダ州オーランドで競売に掛けられ、
20万4千ドル(約2200万円)で落札された。戦時下で銅不足の43年に鋳造された1セント硬貨は
亜鉛でコーティングされた鋼鉄製の銀色で、銅製は造幣局も存在を否定する“幻の硬貨”だった。
米競売会社ヘリテージ・オークションズが明らかにした。

同社によると、47年3月、当時16歳の高校生だった男性が東部マサチューセッツ州の高校のカフェテリアで
受け取った釣り銭に紛れていた。この銅貨の希少性を知っていた男性は公表せずに保管し続けていた。