企業年金の運用が悪化している。2018年の主要年金の平均運用利回りはマイナス3.13%と7年ぶりのマイナスになった。米中貿易摩擦や世界景気の減速懸念を背景に、年末にかけて急速に株安が進み、債券を含めた主要な金融資産のリターンが軒並みマイナスになったのが響いた。運用利回りの悪化が続けば企業業績の押し下げ要因となる。

格付投資情報センター(R&I)が「確定給付型」の主要約100企業年金を対象に集計し…

2019/1/13付日本経済新聞 朝刊
https://www.nikkei.com/article/DGKKZO39976690S9A110C1MM8000/