メキシコに住む自然写真家のラダSCさんは昨年末、ハイキングの途中で居眠りしている毛むくじゃらの動物に遭遇した。「犬かな?猫かな?」とつついた瞬間、肝を冷やす展開が待っていた!

ラダさんがその生き物に遭遇したのは、メキシコ北西部ソノラ州アラモスの丘だ。同国政府観光局から「魔法のように魅惑的な場所=プエブロ・マヒコ」に選ばれたこの町は、スペインのアンダルシア地方に伝わるバロック様式と、先住民族の建築様式がミックスした美しい建築物がたち並ぶ人気の観光スポット。

ふだんは鳥や花など野山の写真を専門に撮るラダさんも、この日は年末休みの親孝行として、年老いたお父さんを連れて、「魔法の町」の観光を満喫。小高い丘から町の全景を見下ろすためにハイキングを楽しんでいたところ、登山道のすみの穴の中から黒い毛をそよそよとなびかせた動物が居眠りしているのを発見。

チョンチョンとつついた瞬間、文字通り「蜘蛛の子を散らす」ように数千匹の小虫が逃げ出した。ラダさんは脚の数から大量のクモだと判断。種類はわからなかったものの、まるで髪の毛のような細い足を持っており、強い日差しを避けるために穴の中に隠れていたのだと推察している。

「昆虫の撮影はありますが、クモのかたまりを見たのは初めてです」とラダさん。しばらく観察していたところ、クモたちはまた集まってきて、新たな“毛玉”を作り始めたという。

黒い毛むくじゃらの正体は?
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【動画】※閲覧注意
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2019年01月14日 06時00分
ハザードラボ
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