YOMIURI ONLINE 2019年1月15日 10時58分
https://www.yomiuri.co.jp/national/20190115-OYT1T50044.html

 山梨県南アルプス市の市道に止めた軽乗用車の中から近くの会社員細田勝弘さん(39)が
意識不明の状態で発見され、その後死亡した事件で、県警は12日、男3人を傷害致死の疑いで逮捕したと発表した。

 逮捕されたのは、静岡県牧之原市静波、自称アルバイト深沢一也(39)、弟で南アルプス市あやめが丘、自称会社員深沢健二(32)の両容疑者と静岡県の自称解体工少年(17)。
一也容疑者の逮捕は3日。他の2人は12日に逮捕され、県警は13日、甲府地検に送検した。

 発表によると、3人は昨年12月29日夜から同30日朝までに、同市落合の市道で細田さんの顔を殴るなどして頭部外傷を負わせ、死亡させた疑い。

 細田さんは30日朝、約400メートル離れた実家前の路上で車内の後部座席で顔から血を流して意識を失っているのを親族に発見され、
病院に搬送されたが、今月1日夜に死亡した。

 細田さんの頭や顔には素手で殴られたような痕が複数あり、捜査関係者によると、一也容疑者は
「バイクの騒音を注意されてカッとなった」という趣旨の供述をしているという。県警は、交通トラブルから事件に発展したとみて調べている。

 一也容疑者は細田さんと知人で実家を知っていたといい、暴行後に細田さんを車に乗せて実家前まで運んだとみられる。
健二容疑者の自宅周辺の住民によると、健二容疑者は改造したバイクで深夜、頻繁に外出していたという。