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2019/01/17(木) 21:01:28.37ID:3LiO1ZDi9口永良部島で噴火 火口2キロ近くまで火砕流 引き続き警戒を
2019年1月17日 18時57分
17日午前、鹿児島県の口永良部島で爆発的な噴火が起き、火口から2キロ近くまで大きな噴石や火砕流が達しました。噴石や火砕流の影響は人が住む地域に及んでおらず、気象庁は入山規制を示す噴火警戒レベル「3」を継続して、引き続き警戒を呼びかけています。
気象庁によりますと、17日午前9時20分ごろ、鹿児島県の口永良部島の新岳で、空振=空気の振動を伴う爆発的な噴火が発生し、気象庁は噴火速報を発表しました。
気象庁が詳しく調査した結果、この噴火で、噴煙が火口から6000メートルの高さまで上がったのが、気象衛星による観測で確認されました。
さらに、大きな噴石が火口の南西側では、最大でおよそ1.8キロ飛んだほか、火砕流が火口の北西側と南西側、それに東側に流れ下り、このうち北西側への火砕流は火口からおよそ1.9キロまで達しました。
人が住む地域は火口から2キロ余りあり、噴石や火砕流の影響は及んでいないということです。また、噴火に伴う火山灰が島の東に位置する屋久島と種子島でも降ったのが観測されました。
噴火は午後にかけて続きましたが、午後3時半ごろに止まったということです。
気象庁が17日に行った観測では、火山ガスに含まれる「二酸化硫黄」の放出量が、16日の10倍以上に増えたほか、火口付近のごく浅い場所を震源とする火山性地震も多い状態が続いているということです。
気象庁は今後も同じような規模の噴火が発生するおそれがあるとして、入山規制を示す噴火警戒レベル「3」を継続し、新岳火口からおおむね2キロの範囲では大きな噴石や火砕流に、向江浜地区から新岳の南西にかけての火口から海岸までの範囲では火砕流に警戒するよう呼びかけています。
住民が一時避難
この噴火で、気象庁は噴火速報を発表し、口永良部島のある屋久島町は島の住民に自主的に避難するよう呼びかけ、前田地区と本村地区を含む86人が、避難場所に指定されている番屋ヶ峰に一時、避難しました。けが人はいないということです。
口永良部島では4年前の5月に爆発的な噴火が発生して、一時、130人余りの住民全員が島の外に避難しました。
去年8月にも火山性地震が増加するなど火山活動が高まり、噴火警戒レベルが一時、「避難準備」を示す4に引き上げられました。
その後、レベルは3に引き下げられましたが、去年10月以降、断続的に噴火が発生し、先月18日には爆発的な噴火も発生していました。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190117/K10011781511_1901171850_1901171857_01_02.jpg