今月6日に大阪市で開かれた人気アイドルグループ、「AKB48」の大規模なイベントに、はしかに感染していた男性1人が訪れていたことがわかり、大阪市は感染が広がる可能性もあるとみて注意を呼びかけています。

大阪市によりますと、はしかに感染していたのは三重県内に住む10代の男性で、今月6日の午前11時半から午後9時ごろまでの間、大阪市の「京セラドーム大阪」で開かれた「AKB48」の握手会と、隣接する商業施設「イオンモール大阪ドームシティ」を訪れていたということです。

男性は、イベント前日の今月5日から鼻水やせきの症状があり、その後、発熱や発疹などの症状も現れ、医療機関ではしかと診断されました。

はしかは、高熱などに続き全身に赤い発疹が出るのが特徴で、重症化すると最悪の場合、死亡することもあります。空気感染で広がり、感染力が非常に強いのも特徴です。

大阪市は、感染が広がる可能性もあるとみて2つの施設を利用した人を中心に広く注意を呼びかけています。また「AKB48」のホームページでも、注意を呼びかけています。

大阪市は「同じ日に施設を利用した人で利用後3週間以内にはしかを疑う症状が出た場合は速やかに医療機関を受診してほしい」としています。

2019年1月18日 12時36分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190118/k10011782431000.html
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