2019.1.19 ※ 土日政治三昧
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出馬の可能性も示唆した徳川氏 出馬の可能性も示唆した徳川氏

 北海道知事選(3月21日告示、4月7日投開票)の候補として、政治・経済評論家で、徳川宗家19代目の徳川家広氏(53)が急浮上した。自民党系の北海道議から擁立論が出ており、十勝毎日新聞社の取材に対し、徳川氏は「考慮中。可能性は排除していない」と語ったという。徳川幕府は江戸時代末期、蝦夷地開発に着目していたとされる。19代目がついに本格振興に乗り出すのか。

 同紙(電子版、17日)によると、徳川氏は「10年ほど前から北海道振興に関するアドバイスをしている」と説明し、道内の政財界関係者などから出馬の打診を受けていると認めたという。また、「よそ者のことを思い浮かべていただきありがたい。お話は光栄」と述べたという。

 徳川氏は、徳川宗家18代当主、恒孝氏の長男で次期19代当主となる人物だ。1965年、東京都出身。慶応義塾大学経済学部卒業後、米ミシガン大大学院で経済学、コロンビア大大学院で政治学修士号を取得した。

 政治・経済評論家、翻訳家として活躍し、訳書も多数出版している。夕刊フジでも2012年4月に「日本復活の条件」、同11月に「太平洋新時代」を集中連載した。

 道知事選をめぐって、自民党道連は、夕張市長の鈴木直道氏(37)を軸に調整しているが、党道議や首長のなかには国交省北海道局長の和泉晶裕氏(57)を推す声もある。

 野党陣営や市民団体では、元経産相の鉢呂吉雄参院議員(70)や、フリーキャスターの佐藤のりゆき氏(69)を推す動きもある。