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大相撲初場所の観戦に訪れ、観客に手を振られる天皇、皇后両陛下=20日午後、東京都墨田区の両国国技館

 天皇、皇后両陛下は20日夕、東京・両国国技館を訪れ、大相撲初場所8日目の取組を観戦された。宮内庁によると、両陛下の大相撲観戦は即位以来23回目で、在位中では最後となる見通し。

 両陛下は2階の貴賓席で幕内後半の取組計9番を観戦。陛下は皇后さまと言葉を交わしたり、日本相撲協会の八角理事長(元横綱北勝海)から説明を受けたりしながら、時折身を乗り出すようにして力戦に見入っていた。

 八角理事長によると、両陛下は今場所で引退した元横綱稀勢の里の今後についてや、力士の出身地、しこ名などについて盛んに質問。
天皇陛下は取組ごとに惜しみない拍手を送り、国技館を後にする際は「きょうは良い相撲をありがとう」と感謝していたという。

 皇后さまは負傷した力士や、難病を患いつつ復帰した行司のことを気に掛けていたといい、理事長は「本当にありがたい。励みになると思います」と語った。

両陛下が初場所観戦=理事長に「良い相撲ありがとう」
2019年01月20日19時33分
https://www.jiji.com/jc/article?k=2019012000425&;g=soc