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全国から寄せられた優れた俳句を紹介する「NHK全国俳句大会」が、20日、東京 渋谷のNHKホールで開かれました。

この大会は、NHKとNHK学園が毎年開いているもので、「一般の部」と中学生以下の「ジュニアの部」に合わせて8万3000余りの作品が寄せられました。

「一般の部」では53句が特選に選ばれ、この中から3つの作品が大賞に選ばれました。

このうち、宮崎県の田代きみ子さん(81)の作品、
「天下取り損ねし父の昼寝かな」は、大志を抱いて働いていた厳しい父親の、家で昼寝をしているときの安らかな寝顔を表現したもので、「『昼寝』という季語は子どもについて詠まれることが多いが、そういった季語の在り方をひっくり返していて大いに楽しめた」などと評価されました。

東京都の森沢悠子さん(46)の作品、
「ゆつたりと机使ふや夜学生」は昼間に比べて学生の少ない大学の夜間部で、みんなが広々と机を使う様子を詠んだ句で、「華やかな現代社会の一隅に生きる夜学生の気付かない一面を捉えて心に響く1句だ」などと評価されました。

兵庫県の日野久子さん(63)の作品、
「東京は光の積木神の留守」は、東京に遊びに行った際に、高層ビル群の窓にともる明かりをまるで光の積み木をいくつも重ねたようだと表現していて、「東京の夜景を『光の積木』と表現したことで、美しさとともにはかなさも伝えている」などと評価されました。

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NHK全国俳句大会 大賞は「天下取り損ねし父の昼寝かな」
2019年1月20日 17時04分 NHK
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190120/k10011784491000.html