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特養ホームでインフルエンザ集団感染 新たに90代女性死亡 秋田
2019年1月20日 18時24分インフルエンザ

入所者と職員がインフルエンザに集団感染し、80代の入所者3人が亡くなった秋田県羽後町の特別養護老人ホームで、19日、新たに90代の女性が死亡しました。今回の集団感染で亡くなった人はこれで4人になりました。

羽後町が運営する特別養護老人ホーム「松喬苑」によりますと、新たに死亡したのは90代の女性の入所者で、今月6日にA型のインフルエンザと診断されました。

施設で投薬や点滴の治療を受け、いったんは快方に向かいましたが14日に再び熱が38度台に達したため、翌日入院し、19日、肺炎で死亡したということです。施設では、インフルエンザの感染が女性の持病の肺炎を悪化させた可能性があるとみています。

今回の集団感染では今月に入ってから20日までに入所者48人と職員8人の合わせて56人が感染し、亡くなった人は4人になりました。

施設を運営する羽後町の安藤豊町長は「尊い4人の命が失われた事実を重く受け止めている。インフルエンザのまん延を防ぐことができなかった事実を受け止め、見直しを行っていく。信頼の回復に努めていきたい」としています。