吹雪の中、傘を差したり、コートのフードをかぶるなどしながら歩く市民ら=21日午前9時半、札幌市中央区北3西2(金田淳撮影)
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 冬型の気圧配置が強まり上空に強い寒気が入った影響で、道内は21日朝から、石狩、空知、後志地方を中心に吹雪や強風に見舞われた。JR北海道が快速を含む58本を運休するなど交通障害も発生。荒天は全道的には同日夜までには収まるものの、石狩、空知、後志地方では22日正午までの24時間降雪量が40センチに達するとみられ、札幌管区気象台は大雪や突風に注意を呼びかけている。

 気象台によると、21日午前11時までの3時間降雪量は、胆振管内安平町で32センチ、石狩市で18センチなど。最大瞬間風速は日高管内えりも町えりも岬で28・4メートル、石狩市浜益で26・5メートル。札幌市中央区は18・3メートルだった。

 降雪の影響でJRは、小樽―岩見沢間などの快速や、千歳線、函館線、学園都市線、室蘭線の普通列車が運休した。空の便は、正午現在、丘珠空港で12便が、新千歳空港で18便が雪の影響で欠航した。函館―奥尻の2便も欠航した。

 津軽海峡フェリーは21日午前、悪天候のため、函館―大間間の1便を欠航し、1便の欠航を決めた。

 道警交通管制センターによると21日正午現在、吹雪のため、道央道千歳インターチェンジ(IC)―岩見沢IC間、札樽道と後志道の全線、道東道千歳恵庭ジャンクション―占冠IC間が通行止めとなっている。

 道教委によると、吹雪の影響で、空知管内と石狩管内の小中高校など計27校が臨時休校した。(樋口雄大、関口潤)

強い風雪の中で雪かきする石狩市民
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