2月3日の節分を前に、豆菓子メーカーの吉田ピーナツ食品(神戸市長田区)で、「福豆」の出荷がピークを迎えている。豆まき用の豆は、スーパーやコンビニが販売を強化している「恵方巻き」と並んで人気。昨年並みの150万袋の出荷を見込んでいる。

 運送業界の人手不足やスーパーの要望などを受けて出荷が前倒し気味になり、同社の工場は昨年11月中旬からフル生産体制。慌ただしい作業が続いている。

 商品は、大豆をいるだけの定番のほか、しょうゆだれで味付けしてのりをまぶす「磯豆」や落花生を五色の砂糖でコーティングした「五色豆」を製造。近年は豆まき後の後片付けが簡単な小分け包装の商品が伸びているという。

 同社の谷口卓也執行役員(47)は「良い1年になるように、たくさんの豆をまいて福を呼び寄せてほしい」と話していた。



神戸新聞NEXT 2019/1/21 11:53
https://www.kobe-np.co.jp/news/sougou/201901/0011997134.shtml