https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190121/k10011780781000.html?utm_int=news-new_contents_list-items_077

去年は最低の1年だった
2019年1月21日 12時49分

あすの夜はクリスマスイブか。
華やいだ街を尻目に、今夜も俺は仕事。ま、記者稼業の宿命かな。
そんな夜、スマホが鳴った。
届いたメールには「最低」の2文字。
またなのか…ため息が出た。

政治記者になって10年。年々、ひどくなるばかりだ。どんな手を打っても、うまくいかない。
このままで本当に、俺たちやっていけるのかな…。寒空を見上げた。
(政治部 安藤和馬)

ほんっとに、最低よ!

何が最低かって?

ああ、選挙のことだよ、選挙。12月23日に行われた宮崎県知事選挙は、去年最後に行われた知事選挙だった。メールが知らせてくれた確定投票率は33.90%で、過去「最低」を記録した。投票したのは、3人に1人ということだ。


この1年、政治部の選挙担当として各地の知事選挙の原稿を書いてきた。原稿の最後に、「投票率は過去最低を更新しました」と何回書いたことだろう。もう、「まいどのフレーズ」になってしまった。

よし、ちゃんと数え直してみよう…去年行われた知事選挙は14、そのうち8つで投票率が過去最低だった。そして、県庁所在地の市長選挙は10、そのうち4つがやはり最低となった。

なぜなんだ

去年は盛り上がった選挙もあった。
スキャンダルによる知事の突然の辞任によって行われた6月の新潟県知事選挙。投票率は58.25%だった。
(リンク先に続きあり)

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190121/K10011780781_1901171021_1901171101_01_02.jpg