2019/01/21 18:31 Saori Ibuki ※ 2018年9月調査・2019年1月21日発表
https://www.buzzfeed.com/jp/saoriibuki/wetoo-zerohara-chosa
痴漢被害に遭った際に、「我慢した」人が半数だった。

性暴力やセクシュアル・ハラスメントに対して「声をあげた人」を支援するプラットフォーム「#WeToo Japan」が1月21日、ハラスメント被害の実態について調べた調査結果を発表した。
調査結果によると、女性の70%、男性の32.2%が電車やバス、道路などの公共空間で、何らかのハラスメント被害を経験していた。

また、痴漢被害に遭った人の約半数が「我慢した」と答えた。
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Saori Ibuki / BuzzFeed
(左から)厚労省で会見した「ゼロハラ」プロジェクト呼びかけ人の小島慶子さん、兵庫教育大大学院の永田夏来講師、評論家の荻上チキさん

調査は、評論家の荻上チキさん、兵庫教育大大学院の永田夏来助講師、立命館大学専門研究員の妹尾麻美さんが担当。
2018年9月に、関東圏で暮らす男女約1万2千人(15〜49歳)を対象に、インターネット上で実施した。

国内のハラスメントの現状を明らかにするために焦点を当てたのは、以下の4つ。

・電車やバス、道路などの街頭で起きる「ストリートハラスメント」
・インターネット上の「オンラインハラスメント」
・セクシュアル・コンセント(性的同意)
・ハラスメント幻想(被害者の服装など、セクハラにまつわる誤解)

今回は調査結果の中から、公共空間における「ストリートハラスメント」について明らかになった、8つのポイントを紹介する。

1. 女性の70%、男性の32.2%が電車や道路で何らかのハラスメントを経験している
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ストリートハラスメントに関する項目では、電車やバス、道路などで以下12のハラスメント行為を経験したことがあるかを調査した。

・自分の体を触られる
・体を押し付けられる
・洋服などを汚される
・故意に付きまとわれる
・故意にぶつかられる
・突然罵声を浴びせられる
・性器など体の一部を直接見せつけられる
・わいせつな画像や動画を見せつけられる
・不愉快なもの(下着など)を一方的に渡される
・見ず知らずの異性から自分の連絡先を渡される
・いきなり手を握られる、腕を掴まれる
・性的なからかいをうける

その結果、女性の70%、男性の32.2%がいずれかのハラスメント行為を受けたことがあると答えた。

2. 多くの女性が、電車や道路などで性的なハラスメントを経験している
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(略)
3. 暴力的な行為は、男女ともに同じくらい被害に遭っている
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(略)
4. 痴漢被害が最も多いのは10代。だが、30〜40代も1割弱が被害に遭っている
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(略)

8. 痴漢に遭った時、約半数が「我慢した」
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(略)
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